妊娠線には早めのケアを!予防法と保湿クリームの選び方4つ

妊娠線には早めのケアを!予防法と保湿クリームの選び方4つ

「妊娠線ってどうやってケアするの?」「そもそも妊娠線って何?」妊娠すると今までに気もしなかった事がわからなくて困ったりしますよね。私もその一人でした。もー、ネット検索の毎日です(笑)今回は、妊娠中だけの話では済まない妊娠線のケアについて書いていこうと思います。妊娠線って、ケアをちゃんとしないと出産後もずっと跡が残るって言いますよね…。ぜひ、一緒に勉強していきましょう(*^^*)

1妊娠線とは?

(1)妊娠線とはどういうもの?

なんと驚く事に、妊娠線は妊婦の7割以上が出来てしまうと言われています。
自分にも高確率でできてしまう可能性のある妊娠線ですが、一体何者なのでしょうか。
妊娠すると、食べ過ぎで太るのと違って、赤ちゃんがお腹の中で急成長していきますよね。
その時に、お母さんのお腹の皮膚の伸びが追い付かず、真皮(一番下層の皮膚)が断裂してしまってできる跡の事を「妊娠線」と言います。
地震後の地割れの跡と言えば分かりやすいのではないでしょうか。
妊娠線は、赤ちゃんが大きく成長しはじめる妊娠5か月頃からできやすくなります。
ちなみに…頑張れば目立たなくさせることはできますが…完全に無くなることはないそうです。

(2)妊娠線ができる原因

①ホルモンバランスの変化

妊娠中は、肌のターンオーバーを抑制させる働きのある「ステロイドホルモン」の分泌が増えます。
このステロイドホルモンのせいで、肌がいつものように新陳代謝ができず、弾力やハリが無くなり断裂しやすくなります。

②体型の急激な変化

赤ちゃんがお腹の中で大きくなる際に、お母さんのお腹の皮膚の伸びが追い付かずに断裂してしまいます。
正確に言うと表面の皮膚はある程度伸びますが、その下の皮膚が断裂してしまいます。

③肌の乾燥

先で言ったステロイドホルモンの増加で肌のうるおいが失われてしまいます。
冬場、手が乾燥しているとアカギレなどを起こしやすいですよね。
肌の乾燥は断裂を起こしやすくする原因のひとつです。

(3)妊娠線ができやすい人

①小柄・痩せている

もともと痩せていたり小柄な人は、皮膚の面積が狭いため皮膚が無理やり伸ばされやすく、断裂を起こし妊娠線ができやすいと言われています。

②多胎妊娠

双子や三つ子を妊娠すると、当たり前ですが1人を妊娠する以上に大きくなりますよね。
その分皮膚が伸びますので、妊娠線ができやすくなります。

③体重増加が10Kg以上ある

妊婦さんは体重コントロールが大変ですよね。
急激な皮膚の伸びに関しては、赤ちゃんの成長だけでなく、お母さんの必要以上の体重増加が原因ともされています。
体重コントロールがしっかりできて、体重増加8Kg未満のお母さんは妊娠線ができにくいそうです。

④経産婦

一度出産したお母さんは、前回妊娠した時よりも子宮が伸びやすく、お腹が出やすいようです。
そうすると、前よりも皮膚の伸びが大きくなり妊娠線ができやすくなるそうです。

⑤乾燥肌

妊娠線の原因にはうるおい不足があげられています。妊娠するとホルモンバランスの変化により、乾燥しやすくなりますが、もともと乾燥肌の人はさらに注意が必要です。早い段階で妊娠線が出来てしまう可能性がありますので、早めにケアをしたほうがいいでしょう。



2妊娠線対策はいつからすればいい?

(1)妊娠初期の早い時期から

妊娠線ができやすくなるのは、妊娠5ヶ月ころからと言われていますが、ケアは妊娠が分かったときからすることをお勧めします。
大きくなり始めたころからケアをはじめても、肌に一瞬でうるおいが戻ってくるわけではありません。
もちろん、大きくなり始めてからケアを始めても効果が無いワケではありませんが、スタートは早いに越したことはありません。
しっかりうるおい、弾力を保った状態を維持していくことで、お腹が大きく成長し始めても、皮膚がひび割れて妊娠線ができる可能性がグンと減ります。

(2)妊娠線ができてからではもう遅い?

ケアをしていても、していなくても、妊娠線はできてしまう事があります。
できてしまったから、もう仕方ないし「もういいや」と思わないでください。
できてしまっても、ケアを続けてください。
続けることで、悪化を防ぎ、目立たなくすることは可能です。

3妊娠線の予防方法

(1)妊娠線クリーム

とにかく保湿が大切です!毎日ボディクリームやオイルを塗って保湿を心がけましょう。

(2)食事改善

栄養バランスの乱れによる肌荒れなども原因になったりしてしまいます。
お肌のもととなる、タンパク質やビタミンなどを意識的にとりましょう。

(3)体重コントロール

前述したとおり、体重の急激な増加が妊娠線ができる原因の一つと言われています。
また、体重の急激な増加は妊娠線だけでなく、産道を狭めたりするので、出産が大変になることがありますので、体重の管理は気を付けしょう。

4妊娠線クリームの選び方

今や妊娠線クリームもたくさんの種類が販売されています。
そのたくさんのクリームの中からどうやって選べばいいのでしょうか。

(1)伸びやすいもの

妊娠線は、しっかりと保湿をして予防しなくてはいけません。
手に取って塗ってみたけど全然伸びない…
こんなんじゃいくらあっても足りない!
なんてことにならないように、比較的伸びの良いクリームを選びましょう。
伸びの良いクリームだと節約にもなっていいですよね。

(2)成分(油分が多い物)

たくさん出回っているクリームの中で一番比較しやすいのが、クリームの中の成分ですよね。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分が入っている事や、ビタミンなどのお肌の調子を整えるものなどの成分が入っているか。
また、油分が多いと比較的保湿力が高いと言われています。

(3)コスパのいいもの

妊娠から出産後まで約1年程毎日使い続けるわけですから、あまり高価なものだと家計への打撃がとても大きいです。(´;ω;`)
また、遠慮なくたくさん塗れる大容量のものだと更にいいですよね^^

(4)香り

妊娠中は、匂いにとても敏感になる方が多いと思います。
どの匂いもキツイ…と言う人も居れば、アロマでつわりが落ち着いた!なんているほど様々です。
自分に合いそうな香りのクリームを選びましょう。

6妊娠線クリームを使ったマッサージ

(1)お腹周り

適量を手に取り、おへそを中心に円を描くようにお腹全体にクリームを広げます。
お腹の横から恥骨に向かって5回程円を描きながら塗ります。これを3回繰り返しましょう。
手に残ったクリームは、背中から腰辺りにも上下に塗ってあげましょう。オイルが多い物は身体を温める効果があります。

(2)おしり周り

適量を手に取り、腰骨あたりから太ももに向かってグーっと押さえながら手をスライドさせていきます。
お尻の下からグーっと持ち上げるようにマッサージをします。
この流れを4~5回程繰り返します。
足りなければクリームを追加して、片足をイスなどの高さのあるところに置き、足の付け根から膝に向かってまんべんなくマッサージをしながら塗りましょう。
ふとももはセルライトができやすいの、強めにマッサージをしてもいいと思います^^

7まとめ

いかがでしたでしょうか。妊娠線はできてしまってからでは、後々のケアが大変です。
妊娠が分かった初期の頃から、丁寧にお肌のケアをしてあげることで、出産後に大変な思いをする可能性が減ると思いますので、めんどくさがらずにしっかりとケアをしてあげましょう。