ツライ二日酔いにならない3つの飲み方と3つの治し方
20歳を超えた社会人になると会社や取引先、バイト先の先輩や友人、または地元の先輩などとの飲み会などが高確率で付きものになってきます。その場の空気は楽しいものの、これまた高確率で付いてくるのが二日酔いではないでしょうか。「飲む量を自分でちゃんと調節すればいいだけの話じゃん」と言われてしまってはそれまでなのですが…、それができない人が多いのが現実です。私を代表に(笑)今回は、二日酔いにならない(なりにくい)飲み方と二日酔いになってしまってからの対処法を書いていきたいと思います。
Contents
1二日酔いにならない(なりにくい)飲み方
(1)水分を一緒に摂る
お酒を飲む際に、お水を一緒に飲んでいる人はどれだけいるでしょうか。正直、ビールや焼酎、カクテルなどを飲んでいるときにお水を一緒に飲んでいる人は少ないのではないでしょうか。感覚的には、アルコールも液体ですので、それ以上の水分を取る必要がないのではないかと思いがちですが、アルコールは水分ではありません。なんなら、利尿作用が働きますので、体の水分を外に出してしまいます。お酒の席でお手洗いが近くなるのはそのためですね。経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
バーなどに行くと、ウイスキーのロックなどを頼むとチェイサーでお水を出してくれたりしますよね。アルコールが強い分、お水を同じくらい飲まないと酔っ払ってしまいますので、お店側の気遣いでもあります。アルコールを分解するためには大量の水が必要なんですが、ただ、ここで気をつけなくてないけないのが、炭酸はNG!ということ。炭酸はアルコール濃度を薄めるという点では、水と同じ働きをしてくれますが、炭酸の性質上、アルコールの吸収を早めてしまいます。ですので、一緒に飲むには向きません。
(2)空腹を避ける
仕事終わりに、お腹すいたけどとりあえずビール〜!なんて言って空きっ腹で飲みすぎて二日酔いになったことのある人は少なくないのではないでしょうか。(笑)私も何度も経験があります。
空きっ腹だとなぜ二日酔いになりやすいのでしょうか。
それは、アルコールの吸収が、空腹時と食事後では違ってくるからです。
空腹時だと胃や腸がダイレクトにお酒を吸収します。食事を何かしらとっている場合ですと、他に吸収すべき栄養が先に入っているので、多少アルコールの吸収が遅くなります。なので、血中アルコール濃度のピークが遅くなり、アルコール分解もゆっくり体のペースですることができ、二日酔いになりにくくなります。
(3)脂肪を取る!
女性にとっては、一見「いやいやいやいや…脂肪はダメやろ」と言われてしまいそうですが、脂肪の効果はすごいんです!脂肪は、胃の中ではほとんど消化・吸収されず、十二指腸で初めて消化されていきます。その結果、アルコールの吸収を遅らせてくれるので、急な酔いを防止することができます。ヨーロッパの方では、食前にスプーン一杯のオリーブオイルを飲んだり、ロシアでは食前にバターやサワークリームを食べる習慣があるそうです。
2お酒を飲むときに一緒に食べた方がいいもの
(1)肝臓の働きを助けてくれる食べ物
枝豆、焼き鳥、刺身、卵など、たんぱく質を多くふくむ食べもの
(2)アルコールの分解を早めてくれる食べ物
サラダ、フルーツ
(3)肝臓のアルコール分解に必要な酵素を補助してくれる
タウリンが豊富な食べ物
牡蠣、ヤリイカ、たこ、ホタテ貝、あさり、さんま、えび
(4)ビタミンミネラルが豊富なもの
海藻類、キノコ類、ほうれん草、納豆、魚介類、雑穀類
3ウコンの力って効果あるの?
(1)肝臓の働きを助けてくれる
ウコン自体がアルコールを分解してくれるわけはないのですが、多くのウコンには肝機能の強化、胆汁の分泌促進に効果のある「クルクミン」という成分が含まれています。クルクミンは、二日酔い防止に関して、大きな効果を発揮すると言われており、アルコールの分解を早めてくれると言われています。また、クルクミンには、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化、脳梗塞の予防につながるという研究結果が出ており、健康にも効果があり、新陳代謝を活発にするので、アンチエイジンなどにも効果があると考えられているそうです。
(2)いつ飲めばいい?
一番気になるところですよね!私もずっと気になっていました!
ウコンは飲酒前に飲む人が多いと思いますが、後でも遅くはありません。
肝機能の働きを促してくれる成分ですので、飲酒前から飲んで肝機能をフル回転させることで酔いにくくはなるかもしれませんが、飲酒後もしばらくの間は肝機能はアルコール分解を一生懸命頑張っています。
ですので、飲酒後でもウコンを飲むことでアルコール処理能力が上がりますので、二日酔いの軽減に繋がります。ただ、肝機能を助けると言っても、やはり飲酒量がそもそもの処理限界を超えている場合、ウコンは気休めにしかならないかもしれませんね…。私の経験上…(笑)
4二日酔いになってしまったら
(1)とにかく沢山水を飲む
二日酔いは体の中に入ったアルコールを分解する際に発生する、アセトアルデヒドという有害物質が原因で起こります。
肝臓のアルコール処理機能の限界を超えた量の飲酒をすると、体内に残ったアセトアルデヒドが、吐き気や頭痛などのいわゆる二日酔いの症状を引き起こします。このアセトアルデヒドを体の外へ排出するためには、大量の水分を補給して、尿として早く出してしまいましょう。また、二日酔いの時は脱水症状になっていますので、スポーツドリンクなどをオススメします。
(2)トマトジュースを飲む
トマトに含まれる「リコピン」という成分がアセトアルデヒドの働きを抑制し、クエン酸がアルコールで荒れた胃の粘膜を修復し、GABAがアルコールで弱った肝臓を元気にしれくれます。
トマトそのものを食べるよりも、トマトジュースの方が成分が濃縮されているので、野菜で食べるよりも効果的です。
(3)しじみ汁を飲む
「二日酔いにはしじみ汁!」と聞いたことある人は多いのではないでしょうか。
これは理にかなっていて、シジミに含まれるタウリンには、胆汁の分泌を促進して肝臓の解毒作用を高める作用があります。インスタントでもいいので、しじみ汁を朝に飲むといいでしょう。
5飲む前に牛乳がいいって本当?
はい。完全にガセ情報です(笑)
よく、「飲む前に牛乳を飲むと胃に膜が張ってアルコールを吸収しないから二日酔いにならないんだよ!」と自信満々に言っている人いますよね(笑)あれ、嘘です。前述した、胃で吸収しない脂肪分の話でいうと、牛乳には脂肪分が4%程しか含まれていないので、吸収を防ぐ効果はほとんど期待できません。
しかし、血管収縮作用があるので二日酔いのズキズキ頭痛には多少効果があるそうなので、もし飲むのであれば、二日酔いで頭が痛い時に飲んでみるといいかもしれませんね。
6まとめ
いかがでしたでしょうか。
二日酔いは、土日であればいいものの…
仕事の日はとても辛いですよね。二日酔い対策や対処法がちょっとでも役に立てば幸いです。