吐く程痛くて重い生理痛!緊急で痛みをとるための5つの秘策

吐く程痛くて重い生理痛!緊急で痛みをとるための5つの秘策

生理痛がかなりひどくて毎回生理が来るのが怖い…。なんてビクビクしていませんか?
私もその一人です。毎月の生理の重さには波があるものの、痛み止めが無いと仕事に支障がでるほどです。ひどい月には、立つこともままならない状態で、のたうち回って、痛すぎて泣きながら吐く…といった始末。ついこの間もこんな状態だったので、記事にしてしまいました。そんな私と同じような状態におかれている方に役に立つ情報をお伝えしようと思います。

1吐くほど重い生理痛の原因は?

(1)生理が起こる流れ

生理は、通常1か月に一度(25日~38日の間)に起こります。
簡単に言うと、毎月受精卵がフカフカベッド(子宮内膜)で寝られるように準備をしているのですが、受精が行われなかった際に、またフカフカになるように洗濯しとくね~と言わんばかりにベッドとなる子宮内膜が剥がれ落ちて、出血します。

(2)生理痛って何でおこるの?

生理が始まる1週間前あたりから、体の不調が目立ってきませんか?
それは、生理に向けて体の中の女性ホルモンのバランスが乱れ、自律神経のバランスがどんどん乱れてしまうことに原因があります。
そして、生理が始まると子宮内膜を外に出そうとするため、「プロスタグランジン」という子宮収縮作用のある物質の分泌が増えて、子宮がギューっとなる痛みが起こります。
このプロスタグランジンの分泌量が多い人ほど、子宮収縮が強く痛みが増すワケですね。

(3)生理痛以外に見られる症状

生理痛と言っても、痛みの他にもいろいろな症状が現れます。
生理前の一週間では、自律神経が乱れることによって
イライラ
肩こり
便秘や下痢
頭痛や乳房の痛み(ブラジャーが擦れて痛い等)
食欲の増加(生理前だから仕方ないと許しがち(笑))
倦怠感や強い眠け
むくみ

といった症状が現れるようになります。

生理が始まると、子宮収縮が始まりますので
上記に加えて下腹部の強いギューッと握られるような痛み(これがキツイんですよね)
また、腰痛や吐き気、下痢、冷えや倦怠感に襲われます。
私は腰を丸めてお腹を押さえながらトイレで、吐いて下痢で座り込んで冷や汗止まらないし、足先キンキン。誰か止めて~と言う状態でした。
きっとこれを読んでいる人はわかってくれるハズ、、、

生理後半にもなると、下腹部のギューッとされるような痛みがズーンとした痛みに変わり、腰も重く感じたり、むくんだりします。



(4)あまりにもひどい場合「月経困難症」「PEMS」の疑いあり?

立てなかったり、家事もままならないような生活に支障が出てしまう辛い生理痛がある場合は、「月経困難症」や「PEMS」と呼ばれる症状かもしれません。

①月経困難症とは?

生理期間中、生理の始まりと共に起こる様々な病的な症状は月経困難症と呼ばれています。
激しい下腹部痛や腰痛、頭痛や嘔吐、食欲の低下、憂鬱といったような症状が現れ、日常生活に支障をきたすほどの症状であれば治療が必要とされています。
原因としては、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症などの疾患が原因で起こるものから、(2)で書いたプロスタグランジンが原因の場合もあります。

②PEMSとは?

PEMS(perimenstual syndrome)…アルファベット並べられてもわかんねーよ!と思ったのは私だけでしょうか(笑)
PEMSは周経期症候群と言われている症状で、生理前から始まり、生理中に症状のピークを迎えるのがPEMSだそうです。
PEMSの原因は、多くの説がありますが、あまりはっきりと明らかにはされていません。
ただ、症状からみるとホルモンの影響が強いと言われているようです。
また、ストレスなども関係しているとも言われていて、「生理痛いの嫌だ…」「生理怖い!」といった不安がストレスに繋がっている可能性もあります。

また、似たような名前で「PMS(premenstual syndrome)【月経前症候群】」というものもありますが、症状は一緒で起こる時期が生理前に始まって生理の始まりと共に治まるという点が違うだけのようです。

2吐くほど重い生理痛に突然襲われたら?

生理きそうだな…きそうだな…と思っていても、しばらく、重い生理痛がきてなかったりすると、意外と準備していないこともありますよね。ヤバい!今回重いやつだ…。となったとき、応急処置で下記の事を試してみて下さい。

(1)痛み止めを飲む

まずは、これが第一だと思います。
とにかく痛みを沈めましょう。ただ、服用から効果が表れるまで多少時間がかかりますので、しばらくは我慢が必要です。できれば、痛みが強くなる前に飲みましょう。

(2)腰回りを温める

生理痛は、血行不良から冷えが起こり、体を冷やすことによって痛みが増すこともあります。
なので、緊急の場合だと腰や下腹部にカイロを当てて温めたり、暖かい飲み物を飲んだりしてとにかく温めてみて下さい。
湯船につかるという手もあるのですが…、痛みのピーク時には少し難しいですね。

(3)ゆったりした服装をする

体を締め付ける服装は血流が滞るので、余計に生理痛が重くなります。
パンツをはいている場合は、ボタンをはずしたりしてみましょう。

(4)ストレッチをする

出来る範囲で、体を動かしてみましょう。そうすることで血行がよくなり、生理痛の緩和につながることがあります。

(5)お腹をまるめてうずくまる(※自己流)

完全にこれは、医学的根拠もなにもない自己流なのですが、私が薬もなにも手元になく、どうしようもないときは、膝を抱え込んで土下座のような形でうずくまります。
その状態で、深呼吸を繰り返して落ち着かせる方法をとります。
…が、痛みが引くわけではないので自分をごまかしている状態です(笑)
また、痛みはより強いところの痛みに反応して2番目に痛いところが隠れる…と聞いたことがあったので、とにかく強い力でおしりや太ももをつねったりします。
結果、どっちも痛いだけの時もあるのですが…
(あまり参考にならないですね(;^_^A)スミマセン)

3吐くほど重い生理痛の予防法

毎回、重い生理痛が来る度対処していては、毎月の生理がつらくなりますよね。
なるべく、重い生理が来ないように予防できる術はあるのでしょうか。

(1)規則正しい生活

女性ホルモンの乱れは、生理痛やさまざまなトラブルがおこる原因になります。
それを予防するためには、生活リズムを整えて、規則正しい生活をすることを心がけましょう。

(2)定期的な運動

血行不良は、生理痛などのトラブルの原因になります。
定期的な運動をすることによって血行改善に繋がりますので、たまには階段で上がってみるとか、歩く距離を増やしてみるなどをしてみましょう。
また、ストレッチなども血行改善には効果的なので、積極的に普段の生活に取り入れてみましょう。

(3)身体を冷やさない

冷えは、血行が悪くなるので、生理痛の原因になります。
寒い時期の生足やお腹を出した服装は体が冷えますし、体を締め付けるような服装も血行不良の原因となりますので控えた方がいいでしょう。あまり冷たいものをたくさんとるのをやめて、温かい飲み物や湯船につかるなど、体を温かい状態にしてあげることで、生理痛の緩和に繋がります。とにかく温めましょう!

(4)食事改善

食べ物や飲み物によっては、不快症状が悪化することがあります。
甘いものをとりすぎると、イライラしたり情緒不安定になったりする原因になりますし、チョコレートなどの脂肪分が多い食品はホルモン代謝に関係する肝機能を低下させるので摂り過ぎに注意が必要です。肝機能と言えば…アルコールも控えなくてはいけませんね(´;ω;`)ウゥゥ
冷た~いビールをグイッといくのもあまり良くないんですね…orz

4生理痛に効くツボ

意外と知らず知らずに自分が押していて楽になったツボがあったので、内心「えっ私スゴイやんw」と思ってしまいました。(笑)

(1)生理痛や頭痛、肩こりなどの緩和

名前:合谷(ごうこく)
場所:手の親指と人差し指の骨が交わる部分から少し人差し指側のくぼみ

(2)生理痛の緩和や便秘・下痢、生理不順などの改善

名前:気海(きかい)
場所:おへそから指2本分下

(3)生理痛の緩和や冷え性、腰痛や生理不順の改善

名前:関元(かんげん)
場所:おへそから指4本分下

(4)生理痛の緩和や生理不順、膀胱の不調の改善

名前:中極(ちゅうきょく)
場所:おへそから指5本分下

(5)生理痛の緩和と、膀胱や婦人科系の不調改善

名前:帰来(きらい)
場所:おへそから指5本分、そこから右と左に指3本分のところ
ここ!土下座状態で、知らず知らずに押して少し楽になったツボ!個人的に結構オススメです(笑)

(6)生理痛の緩和や胃腸の不調改善、血行促進

名前:足三里(あしさんり)
場所:ひざのお皿の下のくぼみから指3本分下、更に外側に3本分のところのくぼみ

(7)生理痛の緩和や生理不順の改善、血行促進

名前:血海(けっかい)
場所:ひざのお皿の内側上部から指2.5本分



(8)生理痛の緩和や冷え性、婦人科系の不調改善

名前:三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしから指4本分上の骨のキワ(ふくらはぎ側)にあるくぼみ

(9)生理痛の緩和や生理不順、冷え性の改善

名前:照海(しょうかい)
場所:内くるぶしの親指1本分下のくぼみ

5生理痛に効くストレッチ

基本的には、血行促進をして体を温めるストレッチが有効です。

(1)腰回し

①足を肩幅にひらいて、両手を当てます。
②上半身は動かさないように、フラフープを回すよなイメージで腰を円を描くようにゆっくり回します。
③左右それぞれ15~20回ずつくらいが目安です。

(2)全身を伸ばすストレッチ

①手をバンザイの状態、足をだらーんと下に伸ばした状態で仰向けになります。
②背伸びをするように、手を上に足を下にグーっと伸ばします。
このときに背中やお腹も「伸びてる~」と感じればOKです^^
③伸びきったら、力を抜いてだらーんとリラックスをします。

伸ばしきった後に、力をぬくとジワーっと血行が良くなる実感が得られると思います^^

6まとめ

生理痛はかなりつらいですよね。
あまりひどいようだと別の婦人科系疾患が隠れている場合もあるので、早めに一度婦人科を検診してみてくださいね。